てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

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2014年3月の「てんかん勉強会」

平成26年3月6日(木)当院にててんかん勉強会が行われました。

前回に引き続き、テキストとして『てんかん学ハンドブック 第3版』(兼本 浩祐著, 2012, 医学書院)を用いて、第4章の「鑑別診断」の章~第5章の「てんかん症候群とてんかん類似疾患」の内容に沿って学習しました。

今回の勉強会では、前回までのてんかんの鑑別診断の振り返りしながら、DVDで実際の症例と照らし合わせ、鑑別に必要な観察のポイントについて理解を深めました。

今回は発作前後で生じる症状を一つ一つ取り上げ、他の精神疾患や身体疾患で見られる症状とどのように違うのか?を勉強しました。

同じ「不安感」と語られるものでも、その「不安感」で生じる現象がどのように違うのかによって全く違う疾患に起因するものとなります。

例えば、側頭葉てんかんの症状の中で、理由や原因がなく突如始まる発作性の不安・恐怖がありますが、これは人形の目が自分を見ている、ベッドの下に誰かがいる、背後に誰かがいて今にも襲ってきそう・・・などとありありと感じられ、思わず探してしまうような「不安感」が突然発作の前兆として出現します。
その「不安感」はパニック障害で感じられる心臓が止まってしまうのではないか、息ができなくなるのではないか?等の「不安感」、肺梗塞で呼吸困難とともにが生じる激しい恐怖や「不安感」とは異なります。

実際の患者さんの訴えがどのようなものなのか、言葉だけでなくどのような現象が生じているのかを、日々の臨床の中でも丁寧に聴き取る必要性を改めて考えるきっかけになった勉強会でした。

 

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