なぜ、てんかん専門クリニックが高次脳機能障害を診るのか
「脳の病気を診るからこそ高次脳機能障害にも対応できます」
開院から18年間 てんかん治療・支援の専門家として歩んできた当院だからこそ、同じ器質性の障害—脳の病気—である高次脳機能障害にも対応することができます。
高次脳機能障害もてんかんも脳血管障害や頭部外傷など様々な要因で発症します。双方併存している場合は、並行した治療が求められます。
高次脳機能障害は、急性期や回復期を経て症状に気づくことが多い疾患です。身体症状が改善しても、感情のコントロール・物忘れ・段取りが上手く出来ないなど「目に見えない障害」を抱えたまま退院するケースが多々あります。こうした症状は医療機関で治療や支援を受けることが可能ですが、治療の場が不足している現状があります。
だからこそ、多機能・多職種連携でてんかん専門治療を行う当院が、高次脳機能障害を診る必要があると思うのです。
これまで培ってきた技術を用い、その役割を担っていければ幸いです。
脳神経系の損傷によっておきる以下のような障害をいいます。
高次脳機能障害は以下のような脳の損傷によって起こります。
発症直後から1か月にかけての急性期では、脳外科や救命救急での集中治療がされます。手術、点滴、薬など、脳の損傷が最小限にされるよう対処します。
意識状態や身体状況の安定化がされたのち、必要に応じてベッド上でのリハビリが開始されます。
発症して1か月から半年にかけての回復期では、機能回復や日常生活での適応を目指すため、リハビリテーションが行われます。
一般的な運動機能の回復だけではなく、作業訓練、言語訓練などが行われます。回復期でのリハビリテーションを行い、日常生活に戻れば、生活期(慢性期)となります。
回復期で運動機能を回復させ、日常生活を送られるようになれば、その後社会復帰や生活の質(QOL)を高めていきたいと考えると思います。
しかし、現状では生活期になれば、身体的なリハビリを終えているとして治療が終了となり、目に見えにくい認知機能のリハビリテーションを担う施設が少ないのが現状です。
医療法人福智会では、疾患や障害があったとしても、社会の中で自分の役割を見つけ「自分らしい人生」を送る「パーソナルリカバリー」の考えをもと医療的な治療に留まらず生活面での困りごとなど様々なサポートを行い、あなたの社会参加や夢の実現・リカバリーのお手伝いをします。
また、本人だけではなく配偶者、ご家族のことでお困りの方の相談も受け付けておりますのでぜひ、一度お問い合わせください。
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当院では中学生から高齢者の方まで、
日本てんかん学会認定・てんかん専門医による
てんかんの専門的治療を受けることができます。
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