2021年11月26日

てんかん症例検討会が開催されました

てんかん症例検討会が開催されました
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11月17日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:構音障害を認める方の症例です。てんかんか否かの検討がなされました。てんかんの可能性は低く、今後は神経内科での精査を進めていくとの結論に至りました。

症例2:失神を繰り返している方の症例です。過去の失神は限られた場面で出現しており、今後の治療方針についての検討をしました。


次回のてんかん症例検討会は12月22日にすずかけクリニックにて開催予定です。

2021年11月 4日

2021年10月20日

てんかん症例検討会が開催されました

10月13日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:失語を認める側頭葉てんかんの方の症例です。運転の許可についての検討がされました。また、今後の治療方針などについても検討いたしました。

症例2:頭部外傷後に焦点性てんかんを発症された方の症例です。薬物療法についてと今後の社会的支援、治療方針について活発な議論がなされました。


次回のてんかん症例検討会は11月17日にすずかけクリニックにて開催予定です。

2021年9月27日

2021年9月 9日

2021年8月31日

てんかん症例検討会が開催されました

8月18日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:うつ症状を認める方の症例です。てんかん発作は認めませんが、過去の過眠を伴う、うつ症状についての検討をしました。

症例2:てんかん発作と発達障害を認める方の症例です。この方の場合はてんかん発作の抑制よりも、今後の社会生活には発達障害による症状の方が問題となるため、支援の方法などが検討されました。

症例3:「何をしていたのだろう」と我にかえる症状について検討されました。今のところCPSか欠神発作なのかは判別できませんが、てんかんである可能性は高いとの結論でした。

症例4:全般性強直間代発作がある方の症例です。部分てんかんか全般てんかんなのかを診断するのは困難ですが、今後の薬物療法についてが検討されました。


次回のてんかん症例検討会は9月15日にすずかけクリニックにて開催予定です。

2021年7月 9日

第16回全国てんかんリハビリテーション研究会が開催されました。

6月26日に第16回全国てんかんリハビリテーション研究会が開催されました。

一般演題

一般演題では、4題の講演がありました。

  • 「てんかん患者の訪問看護で見えてきた服薬に関する問題点」
    原 ますみ氏(医療法人福智会 訪問看護ステーションHOPE)
  • 「てんかんと知的障害を合併し衝動性の制御に難渋した一例」
    上西 優介氏(和歌山県立医科大学神経精神医学教室)
  • 「単科精神病院でのてんかん外来~精神科に期待されるてんかん診療とは?~」
    中岡 健太郎氏(愛知精神医療センター精神科)
  • 「異障害コミュニケーションを考える」
    福智 寿彦氏(医療法人福智会 すずかけクリニック)

特別講演

特別講演は、前澤聡先生によって普段見ることのできない硬膜下電極や深部電極の説明や実際の手術の様子なども紹介していただきました。

・「てんかん外科の最近の話題 SEEGと覚醒下手術」
前澤聡先生(名古屋大学脳とこころの研究センター特任教授)

日本では名古屋大学にしかない定位手術ロボットを利用した頭蓋内脳波記録は、開頭を必要としないため、患者さんへの負担も少なく、かつ安全性も高いそうです。

これから手術を検討する患者さんに対して、私達も知識をアップデートして正しい情報を伝えていく必要性を強く感じました。

パネルディスカッション

「当事者の夢を実現するリハビリテーション」のパネルディスカッションでは、当法人のデイケアや作業所などを利用されている当事者の方発表がありました。

発作や精神症状の悪化に加えて、子育ての問題や家族との死別など大変な難局を乗り越えて、一歩ずつリハビリテーションを進めてきた彼女の「昔は自分が嫌いだったけど、今の自分は好き」という言葉はとても感動的で心に響きました。

てんかん症例検討会が開催されました

6月16日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:他院の症例です。異常脳波所見が提示され、脳波とてんかんや知的障害の関係が検討されました。

症例2:当院で測定された発作時脳波について検討しました。補足運動野の発作であるとの結論に至りました。

症例3:過去に症例検討会で検討された方の症例です。現在は転院しており、転院先での経過について報告がありました。MELAS(mitochondrial myopathy,encephalopathy,lactic acidosis,and stroke-like episodes)と診断され、過去の発作はこれにより出現したものであろう、との結論に至りました。

症例4:側頭葉てんかんの症例です。今後の薬物調整について検討されました。

症例5:過去にはてんかん発作も出現していましたが、現在はPNESが多く出現している方の症例です。今後の治療方針について検討されました。

次回のてんかん症例検討会は7月14日にすずかけクリニックにて開催予定です。

2021年6月11日

6月家族会は中止します。

直前となってしまいましたが、緊急事態宣言の発令中のため、
6月の家族会は中止とさせていただきます。

なお、次回は8/6(金)の予定ですが、期間が空いてしまうため、
6月下旬か7月上旬に一度、会を開催できないか検討中です。

決まり次第、追って連絡いたします。

2021年5月27日

てんかん症例検討会が開催されました

5月19日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:高齢者てんかんの症例です。長期に渡る記憶障害はてんかんによるものとの結論に至りました。

症例2:PNESが疑われる方の発作動画を視聴しました。発作はてんかん発作である、との結論でした。

症例3:過去に全般性強直間代発作を認める方の症例です。以前はAEDの血中濃度が低く、発作はその為に出現しており、現在の情報では全般性てんかんか焦点性てんかんかの鑑別は困難との結論でした。

症例4:チカチカした光が見えた後にGTCが出現する方の症例です。GTCは現在認めていませんが、チカチカした光だけみえる症状があることがあり、これがてんかん発作なのか否かが検討されました。

次回のてんかん症例検討会は6月16日(水)にすずかけクリニックにて開催予定です。

2021年5月11日

5月家族会 中止のお知らせ

5/12より愛知県内に緊急事態宣言が発令されることにともない感染拡大防止のため、5/14(金)に予定していました家族会を中止とさせていただきます。

次回は、
 6/11(金)18~19時 すずかけクリニック4階
  にて開催する予定です。

なお、今後の家族会からの連絡を、携帯電話からのショートメッセージにより配信しております。まだ登録されていない方がいらっしゃいましたら、すずかけクリニックデイケア 見山 か 福智クリニックデイケア 堀江 までお声かけください。

2021年4月27日

第42回サイコソーシャルリハビリテーション研究会が開催されました。

第42回サイコソーシャルリハビリテーション研究会
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2021年 4月 24日 (土) に第42回サイコソーシャルリハビリテーション研究会が開催されました。

今回はオンラインのみでの開催となりました。

【一般演題】座長:愛知医科大学医学部 精神神経科 教授 兼本 浩祐 先生

当院における医療・福祉制度の活用について
愛知医科大学病院・医療相談部 村居 巌氏

精神科に通院している方が利用できる福祉制度についての講演でした。自立支援制度、福祉手帳、障害者年金などの制度についてとても分かりやすく説明していただけました。

これらの制度は患者さんからの問い合わせも多く、今後の対応の参考にしていきたいと思います。

多機能垂直型診療所における訪問看護の役割
医療法人福智会訪問看護ステーションHOPE 永田有紗氏

多機能垂直型診療所における訪問看護のメリット、デメリットについての講演でした。

多機能では各部署が連携を取りながらリカバリーを進めて行くことができますが、今回は連携が上手く出来ずに、初動がおくれてしまった症例を発表しました。多機能のメリットを最大限に活かしたリカバリーの重要性を痛感しました。

【特別講演】座長:医療法人福智会すずかけクリニック 院長 福智 寿彦

LAIを使わないのはナゼ?~LAI導入が進まない理由を考える
愛知医科大学医学部 准教授 森 康浩 先生

欧米諸国に比べ、日本はLAIの導入が進んでいません。その理由について行動経済学を使った解説を聞く事ができました。双極性障害では薬がしっかり内服されていないと、自殺率のリスクが10倍高まるそうです。

また、再発をすると、認知機能も低下していきます。これらを防ぐためにはLAIが有効ですが、clinical inertia(医療的惰性)によりその選択がなされない事があります。

ウオルト・ディズニーも「現状維持では後退するばかり」という言葉を残しているそうですが、今後LAIを普及させていくにはどうしていくのが効果的なのか、たいへん興味深い講演でした。

2021年4月22日

てんかん症例検討会が開催されました

4月14日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:当院通院中の方ですが、過去に他院にて発作時脳波が記録されていました。今回は発作時脳波を中心に検討がなされました。発作動画より前頭葉てんかんの可能性が示唆されましたが、今後は睡眠障害の有無も精査していくとことなりました。

症例2:他院の方の症例です。焦点についての検討を主に行いました。発作時動画からは前頭葉てんかんであろう、との結論に至りました。

症例3:他院の方の症例です。動画から捕捉運動野の発作であろう、との結論に至りました。

次回のてんかん症例検討会は5月19日(水)にすずかけクリニックにて開催予定です。

2021年4月 1日

てんかん症例検討会が開催されました

3月17日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:若い頃からてんかん発作がある方の症例です。現在も複雑部分発作を週単位で認めており、手術の適応や今後の薬物調整などが検討されました。手術に関しては今後脳外科での精査の結果をふまえて再検討する事になりました。

症例2:高次脳機能障害とてんかん発作がある方の症例です。高次脳機能障害のリハビリや今後の薬物調整、家族への支援などが検討されました。

次回のてんかん症例検討会は4月14日(水)にすずかけクリニックにて開催予定です。

2021年3月11日

診療案内

マイナンバーカード(マイナ保険証)をお持ちの患者さんは、大変お手数ですが受診の都度、マイナンバーカード(マイナ保険証)をカードリーダーへご提示くださいますよう、お願いいたします。

初診・再診時の加算点数令和5年8月30日まで令和5年9月1日から
初診通常の保険証を利用4点6点
マイナンバーカード
(マイナ保険証、薬剤情報、特定健診の情報取得)
2点2点
再診通常の保険証を利用加算なし2点
マイナンバーカード
(マイナ保険証、薬剤情報、特定健診の情報取得)
加算なし加算なし

診療内容

精神科・心療内科・てんかん治療(精神科デイケア「すずかけの郷」、就労移行支援事業所「くう ねる」併設)

診察時間

診察時間

日曜・祝日は休診です(デイケアもお休みです)。

診療時間は曜日、担当医により異なる場合があります。詳細はお問い合わせください。

兼本浩祐医師(愛知医科大学病院 教授、日本てんかん学会理事)のてんかん外来は、原則的に毎月第3土曜日に診療を行なっています。申し訳ございませんが新患は現在のところ受付ておりませんので、再診のみとなっております。

予約について

診療をスムーズに行なうために、当院は初診・再診とも完全予約制とさせていただいております。

初診の方につきましては時間をかけてお話をうかがう関係上、ご予約いただける時間枠が限られておりますのでご了承ください。

原則的にてんかんの患者様の初診は月・火・水・金・土、その他の患者様の初診は木曜日以外の午前、午後に承っております。 なお、現在他の精神科・心療内科を受診されている方は、初診の際に紹介状をご用意ください。

連絡先:すずかけクリニック外来受付 052-731-8300

★初診のご予約につきまして

初診のご予約を受付可能な時間帯は原則的に以下の通りとさせていただいております。

【てんかんの方】...月曜・火曜・水曜・金曜・土曜(櫻井先生)・金曜 午前のみ(河合先生)

【上記以外の方】...木曜日以外の午前、午後

何卒ご了承くださいますようお願い致します。

ネット予約はこちら

てんかんセカンドオピニオン外来について

詳細はこちらから

オンラインによる診察・セカンドオピニオンについて

お電話による診察も同時で行っております。(再診のみ)

詳細はこちらから

すずかけクリニックの連携医療機関

当院ではてんかん専門医による治療や検査を実施しておりますが、ご希望があれば大学病院や総合病院において、詳しい検査や外科手術の検討などをスムーズに受けていただけるようにご紹介いたします。

主な連携医療機関

  • 愛知医科大学病院(愛知県長久手市):長時間脳波などのてんかんの精査や入院しながらの薬の調整、治療などが可能です。「てんかんセンター」では当院の非常勤医師である兼本浩祐教授を始め、複数のてんかん専門医がてんかんやてんかん性精神病の診療を担当されています。
  • 名古屋大学医学部附属病院(名古屋市昭和区):長時間脳波や頭蓋内脳波検査、画像検査などの様々な精査が可能で、外科手術も実施しています。また、神経内科や小児科など様々な診療科へのご紹介もしております。
  • 名古屋医療センター(名古屋市中区):長時間脳波や頭蓋内脳波検査、画像検査などの様々な精査が可能です。外科手術も実施しており、複数科にてんかん専門医が在籍しているため、多角的な治療が受けれます。
  • 静岡てんかん・神経医療センター(静岡市):てんかんや神経難病、重症心身障害のある方のための医療を専門としています。てんかんの精査や治療、食事療法なども受けることができます。
上記以外の病院でも、ご希望の病院があれば主治医にご相談ください。

2021年3月 3日

3月家族会

愛知県に出されていた緊急事態宣言が解除されたことにともない、3月12日(金)の家族会は開催としたいと思います。

日時:3月12日(金)18:00~19:00 すずかけクリニック4階
内容:フリートーク 新年度のスケジュール相談

とはいえ、まだまだ油断できない状況ではありますので、マスクの着用、参加前の検温、手洗い・消毒など、感染症対策への協力をお願いいたします。

2021年2月22日

令和2年度日精神チーム医療・地域リハビリテーション特別WEB研修会「負けないぞ!コロナなんかに!」が開催されました。

15回リハ研チラシ
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令和3年2月7日に日本精神神経科診療所協会主催のWEB講習会が開催されました。

今年のテーマは「負けないぞ!コロナなんかに!」でした。帝京大学医学部付属溝口病院の張先生による特別講演は、コロナ禍での自殺問題についての講演でした。

軽度のうつ病や適応障害と診断されている方の自死は想像しているよりも多く、注意が必要であること、希死念慮を訴える方にどう接するべきかなど、とても参考になる講演でした。

シンポジウムでは、当院の院長である福智先生とにじクリニックの西浦先生が、自院のデイケアや外来でのコロナ対策への取り組みを報告されました。

日々の感染対策が重要なのはもちろんですが、感染が判明した時にどう動くべきなのか、それがクラスターや感染拡大を防ぐ上でとても重要である事を再認識する事ができました。

発表されたどの施設も感染防止に奔走しており、経営的にも苦労をしています。ソーシャルディスタンスが推奨される現状ですが、感染防止を心掛けながら、メンバーや患者が孤立しないように、訪問や電話、オンラインなど様々な方法で継続して支援していきたいと思います。


2021年2月 4日

2月家族会は中止します。

緊急事態宣言の延長に伴い、2/12(金)の家族会は中止とさせていただきます。

みなさま、また元気に会えますよう、免疫力を高めつつ、感染予防をして過ごしましょう。

2021年1月26日

当院における感染対策について

現在、当院では皆様が安心して外来やデイケアなどに通院できるように、館内の定期的 な換気や消毒 など 基本的な感染対策 に加えて、下記のような様々な対策をしております。

外来

来院後新型コロナウィルス感染症に関する問診検温をし、発熱・風邪症状のある方は待合室とは別のお部屋にご案内致します。症状のある方は事前に受付まで電話にてお申し出ください 。また、待合室で過ごす時間をなるべく短くするように、スムーズな診察を心がけております。

通院による感染が気になる方は、医師にご相談ください。症状が安定していて、医師の許可があれば、お電話やオンラインでの診察も可能です(初診を除く、3ヶ月に1回の対面診察が必要です)。

デイケア

デイケア内でのグループ分けにより、多人数での密集を避けるようにしています。また、食事は時間や場所を分け、個々にパーデーションで仕切りをつけたテーブルにて召し上がっていただいてます。

ZOOMを使ってオンラインでのプログラムなども開催しています。 その他にもメンバーやスタッフは、コロナウィルスに関する勉強会をしながら、お互いに感染対策に対する知識を深め、実行しています。

2021年1月 7日

1月家族会は中止します。

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今月は1/8に家族会を予定しておりましたが、
新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、今月の開催は中止とさせていただきます。

2月については、状況を注視しつつ、また検討していきます。