2020年12月28日

てんかん症例検討会が開催されました

12月16日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:頭の中で音がした後に手足のけいれんが現れる方の症例です。症状はてんかんではなく頭内爆発音症候群と考えられ、今後の治療について検討されました。

症例2:起床時に筋肉痛、口内炎などができており、睡眠中の発作が疑われる方の症例です。覚醒時にも何回か強直を伴う発作が出現していますが、病歴の中にはてんかん発作として説明が難しい発作もあり、今後は睡眠中の発作と思われる症状に注目して経過を観察することになりました。

症例3:幼少期よりてんかん発作があり、5年程前からPNESを疑われる発作が出現している方の症例です。病歴からてんかんである事は間違いがないが分類は不明、今後は幼少期の脳波所見の確認、発作動画を家族に撮影してもらう、などの方法で検討していくこととなりました。

症例4:過去の症例検討会で後頭葉てんかんと診断された方の症例です。前兆のみが継続しており、今後はNaチャンネルブロッカーの処方により前兆の消失を確認していくことになりました。

次回のてんかん症例検討会は、令和3年1月13日にすずかけクリニックにて開催予定です。

2020年12月26日

『第15回全国てんかんリハビリテーション研究会』がオンラインにて開催されました。

一般演題15回リハ研チラシ
↑クリックするとPDFを表示します

①山口規公美氏(日本橋神経クリニック)
『外来でのMOSESの取り組み』:外来で2日間という短期間で集中してMOSESを実施された報告でした。参加者の満足度はとても高く、今後も積極的に取り入れる予定との事でした。

②遠藤美幸氏(すずかけクリニック)
『PNES患者へ多機能垂直型施設の支援とQOLの変化』:福智会でのPNES患者への支援についての報告でした。PNESの治療には外来診察だけではなく、デイケアやB型作業所などでの行動療法が重要であることが報告されました。

③那須裕輔氏(国立精神・神経医療研究センター)
『てんかん学習プログラムとその後の支援』:てんかん学習プログラムが非常に困難だったに症例についての報告でした。

④中澤正氏(公益社団法人日本てんかん協会神奈川支部)
『てんかんがある方々の生活支援・就労支援~障害福祉サービスとてんかん』:障害福祉サービスの現場では、てんかんへの理解が未だに進んでいないことが報告されました。職員は発作への不安を抱えており、今後はSNSなどでの勉強会の告知が効果的ではないか、との提案もありました。どの発表もとても興味深く、活発な討論がなされました。

基調講演

【診療報酬改訂と持続可能てんかんリハ】
中里信和先生(東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野 教授)

心理職が国家資格になったにも関わらず、現在の診療報酬制度では、てんかんリハビリテーションでも使用しているMOSESが単独で点数がとれないなどの問題点を抱えています。

てんかん患者のリハビリテーションに関わる算定が認められるようにするには、エビデンスを明確にしなくても、100例の事例検討を積み重ねる事で可能になるそうです。今後は様々な施設での事例検討を集め、診療報酬の改訂を目標にする提案が中里先生からありました。

特別公演

【ICTやAIを活用した精神科医療の展望】
岸本泰士郎先生(慶応義塾大学医学部精神・神経科学教室 専任講師)

米国のオンライン診療を誰が利用したいと思っているか、何に利用できるのかという調査では、13歳以下のお子さんを持つ親や、現在疾患にかかっている方の利用の希望が高いという結果でした。

現在日本ではひきこもりの方や強迫性障害患者には遠隔診療の方が最適ではないかと考えられており、試験をおこなっているそうです。高齢者のアルツハイマー患者などに対する認知機能検査も実施されています。

最近ではICTによる患者の重症度の判定や、話し方の特徴からAIを使った認知症早期発見、などに対する試験も実施されています。米国ではうつ病患者さんの治療に対する満足度は遠隔と対面で有意差がないと報告されており、今後は日本でも諸外国に遅れをとらないように、遠隔治療をアクティブにしていく必要があるそうです。

とても興味深い、学びある講演を聞く事ができました。

2020年12月 9日

12月家族会

直前となりましたが、今月は12月11日に開催いたします。

テーマは設けず、フリートークとしたいと思います。

18:00~19:00に、すずかけクリニック4階にて行います。

2020年12月 3日

第41回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会が開催されました。

名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会
※画像をクリックすると拡大されます。
11月28日に第 41 回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会が開催されました。

今回は会場と、オンライン両方を利用しての開催となりました。


【一般公演 】 『統合失調症治療におけるアセナピンの位置付け』
座長:すずかけクリニック 福智寿彦先生
演者:愛知医科大学 藤田貢平先生、藤田先生

名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会講演の「統合失調症治療におけるアセナピンの位置づけ」に参加しました。腸炎を患っている統合失調症の患者さんに対してアセナピンを投与するお話しを聞き大変おもしろいと感じました。

アセナピンは舌下粘膜から吸収され腸管を介さず中枢に作用されるということで負担も少なく、また効果の時間差もあると学び患者さんに対し期待性が高い製薬だと感じました。

【特別公演】『重篤な身体疾患を抱えた患者さん、ご家族の精神的ケアがん患者・家族との支持的関わりを中心に』
座長:愛知医科大学 精神 科学講座 教授 兼本浩祐先生
演者:名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動医学分野 教授 明智龍男 先生

名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会特別講演は名古屋市立大学病院の明智龍男先生の講演でした。明智先生はサイコオンコロジー(精神腫瘍学)を専門とされており、今までに沢山の患者さんの死を間近でみてきたそうです。

日本人の死因第1位はがんであり、 今や誰もがなりうる身近な病気となっています。そしてがん患者さんやそのご家族は心に大きな問題を抱えています。がんと診断された方の1年以内の自殺率は、そうでない人の24倍 であり、そのご家族も、うつ病を発症したり、自殺される方が多いと報告されています。

先生は長年の経験から、 まず患者さんとの信頼関係を築いたうえで、その人の経験している苦痛を真の意味で理解する事はできないけれども 、 苦痛を理解するための努力をすることができるとお話されるそうです。

そして様々な手法で患者さんの心や体のつらい症状を和らげる事に尽力されています。ディグニティセラピーは、終末期の患者さんにご本人が大切にしている事を大切な人に伝えるというプログラムです。

これは、参加者の満足度は非常に高いそうですが、意外にもほとんどの人がこのプログラムを受ける事を拒否されたそうです。 日本は死を否定する文化があるからではないだろうか、との事でした。

また、がんの慢性疼痛に対するアクセプタント&コミットメントセラピー( ACT )の認知行動療法の話もとても興味深く、痛みをコントロールしようとする事自体が問題である、というものでした。 講演は先生の温厚なお人柄がにじみ出るお話ばかりで、先生に話を聴いて もらい救われた患者さんやご家族はたくさんみえると思います 。

座長である兼本先生が、私が死を迎える時は是非明智先生にベットサイドにきてもらいたい、という言葉がとても印象的でした。

2020年12月 2日

てんかん症例検討会が開催されました

11月18日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:発作が日単位で出現する側頭葉てんかんの方の症例です。薬物治療では抑制出来ず手術の適応が検討されました。発作時脳波・MRIでは焦点がはっきりと確認出来ず、さらなる精査が必要との結論でまとまりました。

症例2:生後まもなく発作が確認された症候性部分てんかんの方の症例です。現在も発作は抑制されておらず、今後の治療方針や家族・本人への支援方法が検討されました。

症例3:脳波所見に特発性全般てんかんの所見がある方の症例です。強直発作のみで間代発作が確認出来ず、閉眼して体が突っ張るなど典型例とは異なる発作が確認されています。合致しない点は多いいもののIGEの可能性は高いという結論でした。

症例4:口をモグモグさせ、意識減損がある方の症例です。発作時動画からはてんかんであるとは断言出来ない、とういう結論でまとまりました。現在AEDの投与により発作は抑制されており、うつ症状も改善されていることから薬物治療を継続し経過観察をしていくこととなりました。

症例5:一点をみつめて反応がなくなる発作が出現している方の症例です。脳波所見、MRI、発作症状から側頭葉てんかんだろう、との結論でまとまりました。

次回のてんかん症例検討会は12月16日(水)にすずかけクリニックにて開催予定です。

2020年11月17日

クリスマス会のお知らせ

今年度もクリスマス会を開催いたします。

日時:2020年12月20日(日)10:00~15:30(9:30受付開始)
場所:中小企業振興会館(吹上ホール)9階 吹上展望ホール
   すずかけクリニック
   福智クリニック

その他:午前中は吹上ホールでドラゴン賞の授賞式予定です。

※コロナ対策として、会場を分散して開催予定です。
※コロナ禍により、予定は変更となる可能性がありますのでご了承ください。


随時、変更はお知らせいたします。

2020年11月 7日

てんかん症例検討会が開催されました

10月21日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。

患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:発作時に歌を歌うようにメロディーをつけた 言葉 を発する 方の症例です。発作時の動画や脳波所見、心理検査の結果などから主に焦点についての検討 を しました 。今後は発作時 SPECT などで精査をすすめていく方向で結論がまとまりました。

症例2:長時間の意識消失を認める方の症例です。長時間の意識消失がてんかん発作だとすれば、非けいれん性のてんかん発作重積が考えられますが、 発作の途中で体が動かない事に気づくなどてんかん発作とは考えられない症状もあり、 PNES の可能性が高いだろうとの結論に至りました。

症例3:10代の頃に脳波検査の所見からてんかんと診断された方の症例です。発作症状は多彩であり、てんかんである可能性は低いとの結論に至りました。 今後は 傾聴を主体としたカウンセリング をしながら経過をみていくことになりました。

次回のてんかん症例検討会は11月18日(水)にすずかけクリニックにて開催予定です。

2020年10月22日

当院へ通院中の患者様へ

発熱(37.5 ℃以上)や呼吸器症状のある方のインフルエンザやコロナウィルスの検査が当院にて受けられる様になりました 。検査は予約制となりますので、外来にお電話をお願いします。

住所や症状 によっては 検査をお断りし、他院を紹介する場合もあります。

症状がなくても、 患者様のご家族もご希望であれば、検査 を 受ける事ができます。症状のない方は自費(27,000 円)となりますので、ご了承ください。

発熱時の検査・診察は月・水・木・土曜日の昼頃を予定しています。予約の電話は当院の診察時間内にてお受けいたします。

医療法人福智会 すずかけクリニック
院長 福智 寿彦

2020年10月12日

11月の予定

11月は、13日(金)に開催いたします。

次回は、参加者の希望により「おくすり」をテーマにしてフリートークをおこないます。

また特別に、日頃から懇意にしている、みゆきファーマシーさんから薬剤師さんが参加してくださる予定です。

せっかくの機会なので聞いてみたいことを募集したいと思います。
10月中に、下記までご連絡ください。とりまとめて、ゲストにお伝えします。

問い合わせ先) → すずかけクリニック 寺尾・見山


また、今年度は12月も開催することとなりました。12/11(金)です。
ご都合の合う方は、是非ご参加ください。

2020年10月 7日

2020年10月 5日

2020年10月 3日

今年度のインフルエンザ予防接種について

国の方針に従い、65歳以上の方を優先的に接種していただくため、その他の方はなるべく10月26日以降の接種にご協力お願いします。
名古屋市在住の65歳以上の方は10月15日より名古屋市の助成金での接種が可能となります。

通常の診察時間内に接種可能です。ご来院時にお申し付けください。お電話でのご予約も承っております。

インフルエンザワクチン接種費用:2500円

2020年9月28日

学会・講演会情報一覧

症例検討会情報一覧

てんかん症例検討会が開催されました

9月16日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更してあります。

症例1:急に倒れ、数分間全身がガクガクと震える発作を毎日繰り返していた方の症例です。てんかん発作なのかPNESなのかが検討されました。ガクガク震えるものが1分以上継続するのは、ミオクローヌスではなく間代発作であり、間代発作ならば意識消失を伴うはずである。このケースは全身が震えているのを本人が覚えている事からてんかん発作ではなくPNESだろう、という結論に至りました。また、PNESの診断には①possible、②probable、③clinically established、④documentedの4段階があり、今回のケースはpossible(発作の目撃者あるいは本人の陳述のみによる診断)である事、各段階の詳細についての説明もありました。

症例2:一点凝視、動作停止、口部自動症を認める発作を10年間以上放置していた高齢の方の症例です。若い頃に発作の出現があり、てんかんの発症時期がいつなのかが検討されました。若い頃の発作は急性症候性発作であり、発症は60代だろう、またてんかんの分類は脳波所見、症状から側頭葉てんかんでいいだろうとの結論に至りました。

症例3:数年前からGTCを3~4回/年認める方の症例です。PEかIGEかを判断するために、CPSの有無が検討されました。1回だけ言語障害を1時間程認めており、これはCPSである可能性が高く、PEであろうとの結論でまとまりました。また、本人の優位半球が左であり言語障害が起きたこと、発作動画では右側に強く痙攣している事、などから左側頭葉てんかんと診断されました。

症例4:10年以上前からてんかんと診断されている方の症例です。発作動画、発作時脳波、病歴からてんかんの可能性は否定されました。PNESである可能性も低く、ジストニアとの鑑別診断が必要であること、今後の本人への支援について意見が交換されました。

次回のてんかん症例検討会は10月21日(水)、すずかけクリニックにて開催予定です。

2020年9月10日

2020年8月31日

「顔認証型サーマルカメラ」を設置しました。

顔認証型サーマルカメラすずかけクリニック外来受付に「顔認証型サーマルカメラ」を設置しました。

これにより、カメラの前に立って頂くだけで体温測定が可能となりました。今後も新型コロナウイルス感染症の感染防止に努めてまいりますので、引き続き皆様のご協力のほどよろしくお願いいたします。

尚、体温が37.5度以上の方は、再度体温測定をさせていただきます。

2020年8月 7日

2020年8月 5日

新型コロナウイルス感染対策について

新型コロナウイルス感染対策当院では新型コロナウイルス感染対策を進めております。

クリニック入り口にてチェックシートの記入、手指の消毒を行い外来はじめ各フロアにて検温を行なっています。

新型コロナウイルス感染対策診察室には、パーテンションを設置しました。

新型コロナウイルス感染対策外出の心配がある方には、電話診察、オンライン診察を行なっていますので外来までご相談ください。

2020年7月27日

2020年7月22日

名古屋市予防接種について

対象者:昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性の方で、名古屋市発行のクーポン券をお持ちの方

風疹の抗体検査予防接種共に承っております。お気軽にお問い合わせください。

2020年7月18日

てんかんセカンドオピニオン外来

セカンドオピニオンとは、病気の診断や治療について現在の主治医以外の医師の意見を求める事をいいます。セカンドオピニオンを受ける事により、患者さんやご家族がご自身で適切な治療を選択できるようになります。当院ではてんかん専門医による『てんかんセカンドオピニオン外来』を実施しています。

担当医師福智寿彦(すずかけクリニック 院長)

月に1度、金曜14時30分より兼本先生のセカンドオピニオン外来の受付を行っております。
ご予約制となっておりますので、詳細など外来お電話にて承っております。

受診の条件

下記の条件全てに対応する方が当院のセカンドオピニオンを受診する事ができます。

  • 現在てんかんもしくは、心因性非てんかん発作(PNES)にて他の医療機関で治療を受けている方
  • 患者さん本人、もしくは本人の同意を得たご家族の方
  • 現在治療中の医療機関から紹介状(診療情報提供書)、MRIなどの画像、EEGデータなどの資料がもらえる方
  • セカンドオピニオン外来受診後に現在受診中の医療機関を再受診される方。(セカンドオピニオン外来受診後、現在受診中の医師宛に診療情報提供書を作成します。)

費用

自費診療となります。最初の30分まで22,000円、その後15分ごとに5,500円が加算されます。(1時間位を予定しています。最初の10分~15分位は現在までの既往歴や簡単な経過などの聞き取りをさせて頂く事があり、他の医師や医療従事者が対応させていただく場合もあります)

当日の診察

セカンドオピニオン当日は診察のみの受診とし、投薬・検査などの治療行為は行いません。また、現在受診中の医療機関に対する苦情、医療事故等に関する訴訟のため、診療費に関する相談、亡くなられた患者さんに関する相談などの目的での受診はお断りさせていただきます。

ご予約はすずかけクリニック外来にて電話で承っております。

オンラインによる診察・セカンドオピニオン

現在、当院ではオンラインによる診察やセカンドオピニオンを受診できるように準備を進めています。ご自宅などから、スマートフォンやタブレット、PCなどを利用して受診する事ができますので、遠方の方のご利用も可能となります。

  • 再診の方のみの受付となります。
  • 診断や処方が難しいと判断した場合は対面での診察を受けてもらう事になります。
  • お電話による診察も同時で行っております。(再診のみ)

オンライン診療のメリット

  • オンライン診療「クリニクス」スマホで受診できる
  • オンライン診療「クリニクス」移動時間・待ち時間がゼロ
  • オンライン診療「クリニクス」薬・処方せんが届く
  • オンライン診療「クリニクス」24時間いつでも予約可能
  • オンライン診療「クリニクス」往復交通費ゼロ

オンライン診療の流れ

  • オンライン診療「クリニクス」STEP1:まずは対面診療
  • オンライン診療「クリニクス」STEP2:医師に相談する
  • オンライン診療「クリニクス」STEP3:オンライン診療の予約
  • オンライン診療「クリニクス」STEP4:オンライン診療
  • オンライン診療「クリニクス」STEP5:アプリでお会計
  • オンライン診療「クリニクス」STEP6:お薬・処方箋の受け取り

福智会家族会規約

第 1条 (名称)

この会は、医療法人福智会患者家族会という。以下「この会」という。

第 2条 (事務所)

この会の事務所は、すずかけクリニック内に置く。

第 3条 (目的)

この会は、医療法人福智会の利用者・家族と職員が、ふれあいと相互理解を深めること

により、利用者のリカバリーを促進することを目的とする。

第 4条 (会員)

この会は、医療法人福智会の利用者の家族で、この会の趣旨に賛同する者をもって会員とする。

家族でなくとも利用者にとって重要な役割を果たす者も会員とすることができる。

第 5条 (活動)

この会は、この会の目的を達成するため次の活動を行う。

(1) 会員の相互援助、相互交流及び情報交換に関すること。

(2) 精神疾患、精神障害及び精神保健福祉についての学習に関すること。

(3) 医療法人福智会と連携して行う精神医療の質の向上に関すること。

(4) 患者リカバリー(社会復帰,自立及び社会経済活動への参加)の促進に

関すること。

(5) 医療制度及び社会福祉の改善等の運動に関すること。

(6) 共に支えあう地域づくりの推進に関すること。

(7) その他、この会の目的達成に必要なこと。

第 6条 (役員)

この会に次の役員を置く。

(1)会   長   1名

(2)副 会 長   2名

(3)会   計   1名

(4)世 話 人   3名

(5)オブザーバー  数名

(6)監   事   2名

第 7条 (役員の選任)

(1) 役員は、総会において選任する。ただし、任期途中において欠員が生じた場合は、役員会において選任し、総会で報告する。

(2) 会長、副会長は役員会で互選による。

(3) 監事は、前任の役員会より選出する。

第 8条 (役員の任務)

(1) 会長は会務を統括し、家族会を代表する。

(2) 副会長は会長を補佐し、会長に事故あるときは会長の職務を代行する。

(3) 会計は会費を管理し、報告する。

(4) 監事は毎年、会計を監査し、その監査結果を総会において報告する。

第 9条 (役員の任期)

(1) 役員の任期は2年とする。ただし、再任を妨げない。

(2) 補充役員の任期は、前任者の残任期間とする。

第10条 (総会)

1 総会はこの会の最高議決機関であって、毎年1回4月に定期総会を会長が招集

する。ただし、会長が必要と認める場合は臨時総会を招集することができる。

2 総会に付議すべき事項は次の通りとする。

(1) 活動計画案および予算案

(2) 活動報告および決算報告

(3) 規約の改廃

(4) その他この会の活動に関する重要事項

3 総会は、会員の過半数を持って成立する。ただし、委任状をもって意思を表示

した者については出席者とみなす。

4 総会の議事は出席者の過半数で決定し、可否同数の時は議長の決めるところによる。

5 総会の議長は出席した会員の中から選出する。

第11条 (役員会)

1 役員会は会長、副会長、会計、世話人、オブザーバーをもって構成する。

2 役員会は必要に応じて会長が招集する。

3 役員会の会議は出席者の過半数をもって成立する。

第12条 (オブザーバー)

医療法人福智会の職員よりなり、役員会及び総会に出席し、役員を補佐する。

第13条 (顧問及び相談役)

1 顧問は医療法人福智会、理事長及び福智クリニック院長とし、会長がこれを委嘱する。

2 相談役は役員会の承認を得て、会長がこれを委嘱する。

第14条 (会費)

この会の会費は年会費とし、一家族で2,000円とする。

ただし、会費については年度途中入会の場合は、月額200円として徴収する。

退会の場合は返金しない。

第15条 (経費)

この会の経費は、会費、寄付金及びその他の収入をもって、これに充てる。

第16条 (会計年度)

この会の会計年度は、毎年5月1日に始まり、翌年4月30日に終わる。

第17条 (会計監査)

監事は、適正な経理を行うため会計について監査し、役員会及び総会に結果を報告

しなければならない。

第18条 (その他)

この規則に定めるもののほか、必要な事項は会長が別に定める。

(附則)

この規約は平成25年3月8日から施行する。

改訂:令和5年6月8日 第14条

周辺地図

周辺地図医療法人福智会 すずかけクリニック

〒464-0850
名古屋市千種区今池5-19-12
TEL: 052-731-8300 / FAX: 052-731-8380

(デイケア直通)052-731-8320

アクセス

電車の場合

名古屋市営地下鉄・今池駅(東山線・桜通線)8番出口を出て、まっすぐ南(進行方向)へ。 ミスタードーナツのある角を左折し、直進。 サウナ「ウェルビー」のはす向かいにある、7階建ての青い屋根の建物が当院です。 (駅出口から徒歩5分程度) 外来受付は2階にございます。

医療機関や一般企業の方へ

福智会は、医療機関や一般企業の方向けに施設見学を随時受け入れています。当法人の各施設や取り組みのご紹介をさせていただきます。

参加費:1人4000円(ランチ・ケーキ付き)

費用には、すずかけクリニック院長による講演と、スタッフによる施設案内が含まれます。ニーズに合わせて見学内容も調整可能です。 3名様よりお受けいたしますので、ご希望の場合はお問い合わせください。

Tel: 052-731-8300

採用情報について

詳細はこちらから

2020年7月17日

医師

院長

福智会 理事長 福智寿彦福智 寿彦(ふくち としひこ)【診療担当曜日:月、水、木、金、土AM】

医学博士。医療法人福智会すずかけクリニック院長。日本てんかん学会認定専門医、指導医。てんかん学会評議員。パープルデージャパン代表。

愛知県名古屋市生まれ。1990年、愛知医科大学医学部を卒業。1998年に精神科診療所である「福智クリニック」、2008年に主にてんかん治療を行う「すずかけクリニック」を開業する。

多くのてんかん患者の治療に携わるなかで、薬物治療や外科的治療といった発作症状そのものに対する治療だけでなく、心理社会的リハビリテーションを含めた社会参加支援の重要さを実感。

全てのてんかん患者が、発作の有無や重症度にかかわらず自分らしく生きることをモットーに、医療と福祉両面からのサポートを行い、患者の自立に尽力している

医師

渡辺 久雄(わたなべ ひさお)【診療担当曜日:月AM】

医学博士・精神科専門医・精神保健指定医・日本精神神経学会指導医
愛知教育大学 名誉教授・東海学園大学 名誉教授・日本実存療法学会顧問
ニューヨーク・サイエンス・アカデミー会員

昭和42年 名古屋大学医学部大学院修了
著書:「ストレス社会の幸福論」

医師

河合 三穂子(かわい みほこ)【診療担当曜日:金AM】

精神科専門医

医師

兼本 浩祐(かねもと こうすけ)【診療担当曜日:第3土曜日AM(てんかん外来)】

医学博士・日本てんかん学会理事・日本精神病理学会理事・
精神科専門医・精神保健指定医・日本てんかん学会認定てんかん専門医

平成09年 博士(医学・京都大学)
平成13年 愛知医科大学病院 精神神経科 教授

医師

櫻井 高太郎櫻井 高太郎(さくらい こうたろう)【診療担当曜日:火・水・金・土】

医学博士、精神科専門医・指導医、てんかん専門医・指導医、精神保健指定医

2000年 宮崎医科大学卒
2010年 北海道大学病院精神科神経科助教
2022年 愛知医科大学精神科学講座准教授
2023年 すずかけクリニック

丁寧で心のこもった診察を心がけています。

2020年7月16日

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