てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

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2020年4月のてんかん症例検討会

4月15日(水)、偶数月ではありますが、コロナウィルス感染症対策の一環として、愛知医科大学ではなくすずかけクリニックにててんかん症例検討会が開催されました。検討された症例は以下の通りです(プライバシーにかかわる内容は一部事実と異なる内容となっています)。

  • 小さい頃から発作を経験し、発作時に高振幅のSpikeとWaveを呈する方の症例です。VEEGの発作の様子を精査しながら考察が加えられました。レノックス症候群に似ているが焦点性てんかんの可能性が高いということで意見の一致を見ました。
  • 何度か脳波検査中に発作を起こしている方の症例です。検査中のビデオで本人に動きを確認しながら考察が進められました。強直の要素が強く前頭葉てんかんと思われるが、夜間に発作が出て日中に出ていないことで本人の生活の面で支障はないのでこのまま治療を変えないでおくこととなりました。
  • 数年前から何度か発作を経験している方の症例です。てんかんの可能性があるか、PTSDかなど、様々な観点から考察が加えられました。側頭葉てんかんと考えて良いが、まず発作を止めることが肝要で、精神症状が収まって初めて話が整理されてくるとのことでした。また、脳外科でMRIを撮り、脳腫瘍の有無を確認することになりました。
  • 若年より様々な種類の発作を経験している方の症例です。発作はSPSか、すべててんかんによるものか、それともうつ病かなどについて考察がなされました。てんかんの可能性は低いが、かなり丁寧に解明していかないと整理がつかない事例なので、今までの病院からもっとデータを集めて症状がどのように出たかを明らかにしていく必要があるとのことで話がまとまりました。  
  • 【※次回は5月20日(水)、すずかけクリニックにて開催予定となっております】

2020年2月のてんかん症例検討会

2月20日(木)、愛知医科大学にて定例のてんかん症例検討会が開催されました。検討された症例は以下の通りです(プライバシーにかかわる内容は一部事実と異なる内容となっています)。

1. 職場で度々作業中の記憶がなかったり、身体を屈曲させたり上肢硬直させたりすることがある方の症例です。Wais-Ⅲで知覚統合の水準が下がっており、本人の視覚面の情報処理能力の低下が手術や発作の影響、および薬の副作用によるものであるかについて検討がなされました。手術が関係している可能性があるが、まず本人が作業工程のどこで躓いているか、何ができないかの確認をした上での支援が必要との意見でまとまりました。
2. ある時期以前の記憶がなく健忘性症候群と診断され、てんかんの可能性も否定できない方の症例です。本人の発現の詳細な精査をもとに様々な検討が加えられました。てんかんではなく、また健忘症候群である可能性は低く、全生活史健忘という結論に至りました。
3. 日常生活の中で発作や意識消失を繰り返している方の症例です。失神か或いはてんかんか、てんかんであるならば特発性全般てんかんであるかなど、様々な分析が加えられました。失神発作ではなく、特発性全般てんかんおよび若年性ミオクロニーてんかんと考えられること、その他大発作を経験しているかどうかの確認が必要との話しでまとまりました。

なお、次回は2020年3月11日(水)、すずかけクリニックにて開催予定となっておりましたが、コロナウィルスの感染拡大防止のため、中止とさせていただきます。何卒ご了承ください。

その次の症例検討会は、2020年4月16日(木)、愛知医科大学にて開催の予定です。

2020年1月のてんかん症例検討会

1月29日(水)、すずかけクリニックにて定例のてんかん症例検討会が開催されました。検討された症例は以下の通りです(プライバシーにかかわる内容は一部事実と異なる内容となっています)。

1. 頭が右に向き、けいれん発作に至る症状の方の症例です。PEかIGEか、AEDをどうするかなど、多方面から検討がなされました。特発性全般てんかんと思われるが、焦点性の可能性もあり、結論は保留となりました。
2. 幼児から複数の種類の発作を繰り返している方の症例です。部分てんかんか二次性全般化か、AEDがこれでよいかについて検討がなされました。てんかん性脳症の可能性が高く、処方もそのままで様子を見ることとなりました。
3.家族にてんかん患者があり、本人もけいれん発作を経験している症例です。てんかんか、アルコールに起因する症状であるかについて検討がなされました。けいれんのみ確認されており、服薬と本人の生活習慣の確立がまず優先とのことで話がまとまりました。
4.数年前から寝ている間に発作を起こしている方の症例です。CPSはあるのか、GTCは年に1回か、AEDをどうするかについて検討がなされました。現在はCPSは確認しておらず、LEV処方後は発作もないとのことで、生活リズムの形成等で今の仕事を続けられるようサポートすることが必要との話しでまとまりました。
5.高齢になってから耳鳴りがあり、硬膜下水腫がある方の症例です。てんかんか、数度ある交通事故と発作の因果関係はどうかについて検討がなされました。症状がてんかんらしくなく、一過性虚血性発作の可能性があるが、さらに詳しい聞き取りが必要との結論に至りました。

次回は2月20日(木)、愛知医科大学にて開催予定となっております。