てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

052-731-8300


〒464-0850 名古屋市千種区今池 5-19-12

  1. トップ
  2. 成人のためのてんかん診療フォーラム
  3. 「てんかん患者の自立支援について」、「てんかん外科について -迷走神経刺激術を中心に-」

「てんかん患者の自立支援について」、「てんかん外科について -迷走神経刺激術を中心に-」

9月7日(土)メルパルクNAGOYAで、恒例の「成人のためのてんかん診療フォーラム」(共催:日本光電工業株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社)が開催されました。

当日は、院長の福智 寿彦が特別講演を致しました。

また、近畿大学医学部 脳神経外科教室教授の加藤 天美先生もお越しくださり、特別講演をしてくださいました。

当日の講演の様子をご紹介致します。

平成25年9月7日 『成人のためのてんかん診療フォーラム』で講演を致しました

平成25年9月7日 『成人のためのてんかん診療フォーラム』で講演を致しました

特別講演1(15:30~16:10)『てんかん患者の自立支援について』
(医療法人福智会 すずかけクリニック 院長 福智 寿彦)

自立支援について、というテーマでしたが今回は幅広く、「本当の意味でのてんかんの包括的治療とは何か」、また「てんかん治療における精神医学の問題点」や、「自立と責任」についてもお話ししました。

自立することを支援する…と言いますが、私たちの仕事は「当事者が自分自身で生き方や、治療方針を選択できるようになることをサポートする」ことであるべきです。

このような「リカバリー」の考え方を(治療者や当事者だけでなく)皆が理解し、その実現に向かっていく社会を実現していくことも、私たちてんかんの医療・福祉に携わっている者に求められている役割なのではないかと思います。

特別講演2(16:30~17:10)『てんかん外科について -迷走神経刺激術を中心に-』
(近畿大学医学部 脳神経外科教室 教授 加藤 天美先生)

加藤先生のご講演では、薬物療法等では十分な効果がみられない難治性てんかんの方の治療法として、日本でも2010年以降に使用可能となった「迷走神経刺激術(Vagus nerve stimulation;VNS)」をご紹介いただきました。

この療法は、胸に埋め込んだ装置から延ばした導線を頸部を通っている迷走神経に巻きつけ、24時間、間欠的に電気刺激を送ることでてんかん発作の回数を減少させるというものです。

てんかん外科の分野でも新たな治療法が確立されていく中、若手の脳神経外科医の先生方からはてんかんは難治であるというイメージで敬遠されがちであるとのお話もありました。

少ない医師でてんかん治療を行なっていかざるをえない状況では、自分たちの専門領域だけでてんかん治療を行なっていくことは不可能です。脳外科と精神科の連携を強めていく必要性を感じました。

このエントリーをはてなブックマークに追加

« »