医療法人福智会 すずかけクリニック

てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

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「てんかん外科治療について」、「てんかんと運転免許」

「てんかん外科治療について」、「てんかんと運転免許」

平成26年3月29日(土)メルパルクNAGOYAで、恒例の「成人のためのてんかん診療フォーラム」(共催:日本光電工業株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社)が開催されました。

3月29日の「成人のためのてんかん診療フォーラム」にて

3月29日の「成人のためのてんかん診療フォーラム」にて

特別講演1 『てんかん外科治療について』
(名古屋大学大学院医学系研究科 脳神経外科学 准教授 梶田 泰一先生)

特別講演2 『てんかんと運転免許』
(東京医科歯科大学大学院 生命機能情報解析学 松浦 雅人先生)

恒例となってまいりました「成人のためのてんかん診療フォーラム」ですが、今回はてんかん専門医や精神科、脳神経外科の先生方以外にも大勢の先生方に参加していただきました。

平成25年6月に道路交通法の一部が改正されたことで、てんかん患者さんの運転免許取得に関していくつか大きな変更がありました。

まず、運転に際し障害となる可能性のある疾患を抱えているかどうか確認するために、公安委員会が質問票を交付することができるようになります。
これに対して、仮に現に覚醒中の意識消失発作がある方が虚偽の記載をして免許を取得した場合、1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられることが法律で新たに決まりました。

また、運転免許を取得しようとする患者さんの病状を報告する資料とするためであれば、主治医が診察内容を公安委員会に「任意で」届け出ることができる(守秘義務違反とならない)ことが条文に明記されたのも従来からの大きな変化です。これについては現在、日本医師会が届出のガイドライン案の作成にあたっています。

このほか、交通事故が実際に起こった際、事故の原因が運転手のてんかん発作である疑いがあった場合、公安委員会が一定の期間その運転手の免許の効力を停止する権利が付与されたこと、病状により免許取り消しとなった場合に、再取得の際の負担軽減措置がとられるようになることも挙げられます。

運転免許の話題についてはてんかん専門医に限らず多くの先生方から関心が集まっているようです。

自主的な病状申告については特別に規定はされていませんが、運転に支障をきたしうる発作症状があった場合は申告をすることが患者さんにとっての社会的責任であると私は考えています。

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