てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

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2014年2月のてんかん症例検討会

2013年2月13日(水)に、てんかん症例検討会を愛知医科大学で開催しました。
当日の内容をご紹介します。
(プライバシーに配慮し、個人情報にかかわる部分は実際と異なる内容となっています)

事例1)
てんかん疑いの10代男性の事例。精神症状の出現がみられたケースです。
てんかんかどうかは、こちらで聴取した情報や脳波所見からは判別できませんでした。
いずれにしても現在てんかん発作と言える症状により生活上困っているというわけではないようですが、解離性障害の存在が検討会では指摘されました。
一貫した治療態度や、治療者の安全確保の重要性についても言及されました。

事例2)
若年性ミオクローヌスてんかんと診断されていた事例です。これまでバルプロ酸ナトリウムにより発作がコントロールされていたものの、服薬の中断によりGTCが出現したという状況でした。
当院で実施した脳波所見では、若年性ミオクローヌスに分類されるタイプではあるものの、中核となる群というよりは若年性欠神てんかんに該当するように思われるとの指摘がありました。
現在の発作も欠神発作が主であり、GTCは熱発時に限られるようです。抗てんかん薬の服用については本人の選択に任せてよいのではと議論されました。

事例3)
GTCの有する事例ですが、これが全般てんかんによるものなのか、あるいは部分てんかんの二次性全般化によるものなのかが検討された事例です。
本人の訴える「耳鳴り」が、てんかん発作の前兆といえるのかどうか(前兆だとすれば部分てんかんと診断できるため)、発作の具体的な始まり方等、多角的に議論がなされました。

事例4)
左手が「ビクン」となる発作が何なのかが議論となった事例です。
朝以外にも発作があることから若年性ミオクローヌスてんかんによる症状には合致せず、また、心因性のものと考えるには症状の内容が一貫しすぎている…というのが問題となりました。
てんかん以外の、何らかの神経内科的疾患の可能性も考慮し、これまでに症状の経年変化や病状の進行がなかったか等を改めて確認していくという方針が確認されました。

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