てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

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2014年2月の「てんかん勉強会」

平成26年2月6日(木)当院にててんかん勉強会が行われました。

前回に引き続き、テキストとして『てんかん学ハンドブック 第3版』(兼本 浩祐著, 2012, 医学書院)を用いて、主に第4章の「鑑別診断」の章の内容に沿って学習しました。

今回の勉強会では、表出される症状から、てんかん症候群や類似疾患をたどっていくという見方から各々の症状、症候群について理解を深めました。
普段、診断名を把握してからデイケアメンバー様や外来患者様に関わることが中心となるコメディカルスタッフにとっては普段とは逆のルートをたどる見立てに、なかなか慣れない部分もありました。

例えば、複雑部分発作と欠神発作の違いは、それぞれに典型的な脳波所見が見られない場合には、表出される症状の観察により、その違いが明確になるということが挙げられます。

側頭葉てんかんの複雑部分発作では、症状表出において「ストーリー」がある(動作停止→口部自動症→周囲をきょろきょろと見回すといったもうろう状態という一連の流れがある)のに対し、欠神発作は一瞬(長くても数秒程度)で終息します。
周囲が「何かいつもと違うな」といった症状が起きているときの、時間や状態の変化の有無を観察していくことや聞き取っていく時のポイントになるということを改めて学びました。

日常臨床の中では「○○てんかん」といった診断名や、「○○発作」といった発作分類に目がいきやすく、用語と臨床症状を一致させていくことにはまだまだ曖昧になってしまっている部分もあります。
改めて知識や理解、また観察力を身につけていく必要性を学んだ勉強会となりました。

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