医療法人福智会 すずかけクリニック

てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

052-731-8300


〒464-0850 名古屋市千種区今池 5-19-12

2019年

2019年米国てんかん学会議(in ボルチモア)に参加しました

12月6日(金)~10日(火)の日程で、アメリカ合衆国のボルチモアで開催された「2019年米国てんかん学会議」(AES2019)に参加してきました。
世界中からてんかん関係者が集まり、専用のブースを設けて各自の取り組みを紹介する中、我々もパープルデーアジアの代表として、国内外での様々な活動をポスターや写真を用いて説明し、パープルデーの意義を訪れた人々に伝えていきました。
説明をしていて実感したのは、パープルデー自体が北米発祥でありながら、パープルデーそのものを知らない人が米国でもまだまだ多いということです。しかし、パープルデーの概要や意義を丁寧にお話しすると、訪れた人は皆熱心に耳を傾け、理解を示してくれました。特にてんかんの当事者たちが手作りで仕上げた様々なパープルデーグッズには、訪れた多くの人々が関心を持ち、手に取ったり身につけてくれたりしました。もちろんパープルデー活動の象徴である「パープルマン」とも皆で一緒に写真に収まって、声を揃えて元気にパープルデー活動を応援してくれました。
米国の気風も手伝ってか、参加者は皆フレンドリーで明るく、パープルマンがいるだけで笑顔でこちらに寄ってきてくれたりと、短い期間でしたが我々も非常に活気溢れるパープルデー活動を展開することができました。
来年7月にはまた、スイスのジュネーブの学会でのパープルデー活動を予定しています。欧州は米国よりもさらにパープルデーのことを知らない人が多いので、より多くの人にこの活動を知ってもらえるよう邁進していきたいと思っています。

2019年12月のてんかん症例検討会

12月12日(木)、愛知医科大学にて定例のてんかん症例検討会が開催されました。検討された症例は以下の通りです(プライバシーにかかわる内容は一部事実と異なる内容となっています)。

1. 若年時にけいれん発作を発症し、高齢になってからもCPSらしき症状を繰り返している方の症例です。脳波検査中に発作が前頭葉てんかんのCPSでよいかどうかの検討が加えられました。左手の震えがあることから前頭葉てんかんの可能性は低く、状況的に決定打にも欠けるため、更に何度か脳波を調べる必要があるとの話しでまとまりました。
2. 十代の頃からけいれんやめまい、意識消失を繰り返している方の症例です。PEかIGEかなどについて、様々な観点から検討が加えられました。症状的に焦点性ではなく、どちらかといえば特発性全般てんかんと思われ、服薬としてTPMを試してみるとよい旨話しがありました。
3. 昨年来けいれんや過呼吸、物忘れを繰り返している方の症例です。症状がてんかんによるものか、またAEDをどうするかについて検討がなされました。自分のやりたいこととできることとのギャップから来るストレスが原因のPNESと思われ、カウンセリングを続けて本人の自己肯定感を少しずつ高めていくのがよい旨アドバイスがありました。

次回は2020年1月29日(水)、すずかけクリニックにて開催予定となっております。