医療法人福智会 すずかけクリニック

てんかん・統合失調症・うつ病治療 名古屋・今池の精神科クリニック

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てんかん症例検討会

2019年4月のてんかん症例検討会

4月17日(水)、すずかけクリニックにて定例のてんかん症例検討会が開催されました。検討された症例は以下の通りです(プライバシーにかかわる内容は一部事実と異なる内容となっています)。

1.以前に検討された症例ですが、新たに出現したPNES様の症状について検討されました。主に心理学側面から多様な意見が集められました。

2.他院からの症例呈示で、患者さんのライフプランの希望と外科治療の選択について検討されました。のちのライフプランに影響が出にくく、リスクの少ない術式がよいだろうということで意見が交わされました。

3.CPSやGTCはなく、発作はすべて既知感等の前兆のみで終わるという症例でした。薬物療法によって発作は抑制されましたが、大変興味深いケースでした。

4.前頭葉てんかんの方で、睡眠時のみ発作が出現する方の症例でした。前頭葉広範囲において発作が出現しており、薬物療法で発作を止めることは難しいだろうとの意見が出ました。

5.意識消失のエピソードがいくつかありますが、どれもてんかん発作ではなく失神であろうと結論付けられました。無意識のうちに意識消失を誘発する要因があったのかもしれないとの意見もありました。

次回は5月23日(木)、愛知医科大学にて開催予定となっております。

2019年3月のてんかん症例検討会

3月28日(木)、愛知医科大学にて定例のてんかん症例検討会が開催されました。検討された症例は以下の通りです(プライバシーにかかわる内容は一部事実と異なる内容となっています)。

1.以前検討された症例で、新しく異常波が測定されたため再度検討することになりました。測定された異常波はてんかん発作に結びつかないもので、今後てんかん以外の基礎疾患の整理も必要ではないかと指摘されました。

2.他院からの症例呈示で、外科手術の検討がなされました。

3.症候性てんかんの症例で、外科的治療の検討がなされました。

4. 過去1度しか発作がなかったことや、発作時の状況などからてんかん発作の可能性は低いとの結論に至りました。

5.脳波所見と発作症状が合致せず、現在のところ全般てんかんと焦点性てんかんのどちらとの診断が難しいとの結論になりました。薬剤調整についても検討がなされました。

次回は4月17日(水)、すずかけクリニックにて開催予定です。

 

<English>

Monthly Epilepsy Case Study (March 28th)

1. Due to newly founded EEG abnormality, this case has been studied again. This was shown to be unrelated to epilepsy seizures, and the importance of understanding non-epileptic disorders was emphasized.

2. Case from different hospital. Necessity of surgery was considered.

3. Case of symptomatic epilepsy. Necessity of surgery was considered.

4. Considering the situation during the seizure, it was concluded that the possibility of epilepsy was low.

5. The EEG findings and the seizure symptoms did not match, so it was difficult to conclude whether this case was a generalized or focal epilepsy. Medication was also reconsidered.

The next case study will be on April 17th, at Suzukake clinic.

2019年2月のてんかん症例検討会

2月20日(水)、すずかけクリニックにて定例のてんかん症例検討会が行われました。検討された症例の概要は以下の通りです。(プライバシーに配慮し、個人情報にかかわる部分は実際と異なる内容となっています)

1.以前検討された症例で、発作時脳波が測定できたため視聴しました。CPSや強直発作やミオクロニー様の症状が同時に起こっていることと、脳波の波形が出ていないことが指摘され、観測された発作はてんかん発作ではない可能性があるとのことでした。

2.名古屋第二赤十字病院からの症例呈示で、失語発作のあるケースです。失語発作と発語停止発作の違いも検討され、この症例はブローカ失語に近い失語発作ではないかと指摘されました。

3.多発性血管腫によるてんかん発作が認められた症例で、外科手術が可能かどうかの検討がなされました。

4.側頭葉てんかんが疑われる症例で、CPSがみられないため側頭葉てんかんの診断でよいか、また脳内に腫瘤性病変があるため外科手術の適応かどうか、術後の精神症状のリスクも含めて検討されました。

次回は3月28日(木)愛知医科大学にて開催予定です。